北海道新聞 話題
アイヌ民族料理を全国に売り込め 白老町商工会が新事業
北海道新聞 話題 2006/09/09 12:05
【白老】胆振管内白老町の白老町商工会は九月から、アイヌ民族の伝統料理を商品化して首都圏はじめ道外の大手百貨店やスーパーに売り込む事業を始めた。食品開発から販路開拓までアイヌ文化の伝承者やJTB北海道などその道のプロに助言を仰ぎ、白老産品を全国に発信する考えだ。
商品開発するのは、サケの寒風干しやサケの薬草漬け、ギョウジャニンニクの加工品など。かつてアイヌ民族が日常的に食べていた料理だが、これまで商品として流通していなかった。同商工会に所属する料理店などが、町内のアイヌ民族博物館の学芸員や、JTB北海道の社員らの協力を得て開発に取り組む。
十一月には東京で開かれる全国商工会連合会主催の商談会で、百貨店やスーパー、外食産業の仕入れ担当者に直接、商品を売り込んでいく。
事業は国から八百万円の補助を受けている。同商工会はほかに、白老牛ハンバーグや虎杖浜産タラコなど既存の特産品の改良にも取り組む予定。担当者は「全国に白老ブランドの食品を根付かせたい」と話している。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home