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店長が贈るインターネットの楽しみかた。インターネットの歩き方的ブログ

土曜日, 9月 09, 2006

経済

空き店舗を活用 盛岡と岩手町

岩手町に学生が運営する店

 岩手町の大町商店街で、岩手大や県立大、盛岡大の学生らで組織する特定非営利活動法人(NPO法人)学生ビジニティいわてが運営するチャレンジショップが8日開店した。地元商店街の後継者らと議論を重ねて作った同町の特産品を使った飲食店を10日まで3日間営業してにぎわい創出を図る。

 事業を主催する県商工会連合会や町商工会の関係者らが出席してテープカットを行い開店。空き店舗を利用した喫茶店「ねまり家」ではブルーベリーチーズケーキを出し、キャベツなど町産野菜を販売した。

 まちの駅よりーじゅでは中国人留学生が指導した水ギョーザやキジ肉を練り込んだコロッケなどを屋外で販売。商店街の各店舗を巡るビンゴゲームも行っている。

 学生代表の県立大2年佐々木正人さん(20)は「おいしい料理を用意している。ぜひたくさんの人が足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 チャレンジショップは9日は午後7時、10日は同5時まで営業する。

【写真=そばや水ギョーザを提供する学生たち。3日間のチャレンジショップで大町商店街活性化の方策を探る】


 盛岡の中心地 13店舗が出店

 未来の起業家や事業拡大を目指す企業の育成と中心市街地活性化を図るチャレンジショップ「おへれんせ」は8日、空き店舗となっていた盛岡市大通1丁目の白崎時計店1階にオープンした。

 午前10時からのオープニングイベントで、盛岡商工会議所や市内の商店街などで構成してショップを開設した盛岡まちづくり株式会社の玉山哲社長が「ここから、盛岡の商店街を活気づける元気な商業者が育っていくことを期待したい」とあいさつ。テープカットした。

 市内外の企業や個人が13の店舗を出店。業種は弁当や手づくり陶芸品販売、かばん店など。カウンセリングや行政書士による無料相談コーナーなどもある。

 駅やホテルの売店などで県内外の特産品を販売する有限会社響産業の石崎利宏さん(42)と佐々木裕子さん(40)は「市内の1等地で自分たちの力を試すことのできる大きなチャンス。精いっぱい頑張りたい」と接客に汗を流していた。

 盛岡大通商店街協同組合の吉田莞爾理事長は「ここで大きく飛躍し、活気あふれる盛岡のまちづくりを一緒に盛り上げてほしい」と期待した。

 「おへれんせ」の営業時間は午前10時-午後7時。休みは毎週火曜と年末年始。